2026.04.24
NEWS・医療データ第112回日本消化器病学会総会にてイブニングセミナーを開催ー消化器領域の臨床研究DXを加速させる生成AI・OCR・ePROの最前線を提示ー
TXP Medical株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:園生智弘)は、2026年4月17日(金)、第112回日本消化器病学会総会において「消化器領域に役立つ臨床研究DX 〜生成AI活用、OCR、ePROまで〜」と題したイブニングセミナーを開催いたしました。
座長は、宮川佑先生(東京大学大学院医学系研究科 消化器内科学 助教)にお務めいただき、弊社代表医師の園生智弘とオンコロジー事業統括の佐藤雅和が登壇いたしました。
当日は、約50名の皆様にお越しいただき、盛況のうちに終了いたしました。参加者からは、「生成AIを活用した電子カルテの構造化技術が、まさに現場の課題解決に直結すると感じた」や、「学術レジストリへの登録自動化に向けた具体的なアプローチが分かり、すぐにでも活用したい」といった、臨床研究DXの加速に対する期待と関心の高まりを示す具体的な好評の声を多数いただきました。
本セミナーへ足を運んでくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
■ セミナーの背景と目的
近年、医療現場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)や生成AIの活用が話題となっていますが、臨床現場や臨床研究で実務に利用している事例はまだ限られています。本セミナーでは、救急・集中治療領域からスタートしたTXP Medicalの技術をベースに、消化器疾患領域で役立つことが期待される最新のAI・デジタル技術について紹介いたしました。
■ 講演内容のハイライト
1. 入力支援技術:OCRやDWH構築によるデータ入力支援
従来は電子カルテのデータを手動で転記することで学術研究の多くは行われていました。本講演では、OCR技術によるデータの文字化、さらにカルテベンダーごとに異なるデータ規格を標準化するDWH構築などを通じて、臨床研究データの収集効率を飛躍的に高める取り組みを紹介させていただきました。
2. 生成AIの活用:生成AIによる要素情報抽出、研究システム作成におけるAIコーディング
生成AIを用いることで、電子カルテ等の中の非構造化テキストデータから要素情報を抽出し、それをレジストリ登録に活かすことができます。クローズドのLLM(院内GPU)では限界が一定あるものの、LLMを適切に用いることで、レジストリ登録の自動化が可能となる未来についてお話しさせていただきました。さらに、昨今話題のAIコーディングにより、研究システムの研究者による構築のハードルが下がっていることも、実際の開発事例を通じてご紹介させていただきました。
3. ePROの幅広い活用方法の紹介
ePRO(電子的患者報告アウトカム)の具体例やメリットをとりあげつつ、ePROを臨床研究のみではなく、EMRと対をなす「患者の情報基盤」として広くとらえたうえで、幅広い活用方法を考察しました。特に、生成AIを活用したirAE関連症状の抽出支援、電子問診のサマライズ、データ可視化ツール作成など、臨床と研究の両面でePRO×生成AIの柔軟な活用可能性を示しました。
生成AIによるEMRデータの構造化が進む現在、「取得していないデータはAIでも生成できない」という原則に立ち返り、患者由来データの前向き収集がむしろ重要性を増す時代であることを強調しました。


本セッションは、消化器領域における生成AIの可能性と、研究業務の課題解決について考える非常に有意義な機会となりました。
今後もTXP Medicalは、現場の声に寄り添いながら、データ活用や生成AIを通じて、医療DXの推進に取り組んでまいります。
■ セミナー概要
名称: 第112回日本消化器病学会総会 イブニングセミナー3
テーマ:消化器領域に役立つ臨床研究DX 〜生成AI活用、OCR、ePROまで〜
座長:宮川佑 先生(東京大学大学院医学系研究科 消化器内科学 助教)
演者:園生智弘(TXP Medical 代表取締役 救急集中治療医)
佐藤雅和(TXP Medical オンコロジー事業統括 がん治療認定医/婦人科腫瘍専門医/医学博士)
日時:2026年4月17日(金) 16:30~17:20
会場:石川県立音楽堂 B1F「交流ホールB」第17会場
共催:第112回日本消化器病学会総会 / TXP Medical株式会社
【本セミナーに関心をお持ちの皆様へ:臨床研究DXに関する個別相談を承ります】
TXP Medicalは、本セミナーでご紹介した生成AIやデータ活用技術に関する個別のご相談を随時承っております。臨床研究のDX推進における具体的な課題解決、AI導入の可能性などについて、弊社専門チームが詳しくヒアリングさせていただきます。
お問い合わせはこちらから:txpmedical.jp/contact



